9月1日の“防災の日”に見直すグッズ
「買ったままの防災リュック、最後に開けたのはいつだっけ？」
気づけば一年。押し入れの奥で眠ったままになっている──そんなご家庭も多いのではないでしょうか。
しまい込んだ備えを、もう一度だけ開けてみる
日本では、台風・地震・停電・豪雨が季節のように訪れます。
だからこそ、年に一度の“ゆるい点検日”＝防災の日を合図に、備えを少し整え直してみましょう。
完璧を目指さなくても大丈夫。
開ける → 見る → 古いものだけ入れ替える。
この3ステップで、家の安心度はぐっと高まります。
3分でできる点検チェックリスト
- 防災リュックの中身確認（壊れ物・不足物の有無）
- ライト・電池・モバイル電源の点灯／通電テスト
- 非常食・保存水の賞味期限チェック
- 簡易トイレや凝固剤の期限・数量確認
たった数分の見直しでも、「使える備え」に近づきます。
防災リュックの中身を開けるだけでも、次に整えるべきものが見えてくるはずです。
どんな防災セットを選べばいいか迷ったら、
防災セットおすすめの記事で、家族構成や一人暮らし向けの選び方をチェックしてみてください。
次は、いちばん基本となる防災リュックを点検していきましょう。
まずは“防災リュック”を開けて点検しよう
防災の日の点検は、まず防災リュックから。
玄関や押し入れに置いたまま、開けたことがないという方も多いかもしれません。
懐中電灯の電池切れ、乾電池の液漏れ、食料の期限切れ。
いざという時に「使えない」とならないよう、今のうちに中身を確認しておきましょう。
中身を3分でチェック
- ライト：点灯するか確認。明るさが弱い場合は電池やバッテリーを交換
- モバイル電源：満充電か確認。ケーブルをつなぎ通電テスト
- 非常食・水：期限切れや漏れがないかチェック
- 衣類・ブランケット：季節に合わせて入れ替える（夏は薄手、冬は保温性重視）
- 衛生用品・薬：家族構成や年齢に合わせて更新
そして最後に「重さチェック」。
リュックを背負ってみて、重く感じたら中身を調整しましょう。
子どもや高齢の家族がいる場合は、それぞれが自分で持てる重さに分けておくのがおすすめです。
中身を一からそろえるのが大変な場合は、
あかまる防災 44点セットのような、
防災士と消防士が監修した総合セットを活用すると手間がかかりません。
必要なアイテムがバランスよくそろっており、「買って終わり」ではなく“使える備え”が叶います。
防災リュックの選び方や、家族・一人暮らし向けの比較は
防災リュック比較の記事でも紹介しています。
サイズや容量を確認しながら、自分に合ったリュックを選んでみましょう。
リュックを整えたら、次は中に入っている非常食と保存水を点検していきます。
食料備蓄の考え方は、「非常食おすすめ」の解説も参考になります。
“防災の日”は非常食と保存水の賞味期限チェックを
防災リュックの中を整理したら、次は非常食と保存水をチェックしましょう。
「いつ買ったか覚えていない」「気づいたら期限が切れていた」——そんなケースは少なくありません。
非常食や保存水は長期保存できるとはいえ、温度や湿度によって劣化が早まることもあります。
9月1日の防災の日を、“食と水の点検日”にしておくと安心です。
確認のポイント
- 賞味期限：「次の防災の日」まで持つかを確認
- 保存場所：直射日光を避け、家族全員がすぐに取り出せる場所に
- 調理方法：お湯・水どちらで作れるかを再確認
期限が近い非常食は、災害時に使うだけでなく、普段の食卓でも消費して入れ替えるのが理想です。
“備える”と“使う”をつなげることで、ムダなく回せるローリングストックが続けやすくなります。
長期保存におすすめの非常食
● 安心米（アルファー食品）
安心米は、国産米100％で5年以上保存可能。
お湯でも水でも作れて、アレルギー対応タイプもそろっています。
非常時だけでなく、キャンプや登山でも人気の万能食です。
停電中でも温かいごはんを
● 魔法のかまどごはん（タイガー魔法瓶）
魔法のかまどごはんは、新聞紙一部でごはんが炊けるユニークな防災グッズ。
電気もガスも使わず、停電中でも温かいごはんを食べられます。
「食べる時間を安心に変える」ための、心強いアイテムです。
10年保存できる備蓄水
● アコール 10年保存水
アコール 10年保存水は、室戸の海洋深層水を使用した硬度ゼロのやさしい飲み口。
10年間の長期保存に対応しているため、「年に一度の点検」で入れ替えのタイミングが分かりやすいのも魅力です。
より多くの非常食を比較したい方は、「非常食おすすめ」の記事もチェックしてみてください。
食と水の備えを確認したら、次は停電・断水への対策を見直していきましょう。
ポータブル電源や簡易トイレなど、いざという時に“動く備え”があるかを点検します。
停電・断水への備えを“動かせる状態”にしておこう
災害時にもっとも不便を感じやすいのが電気と水の停止です。
照明が消え、スマホも充電できない。蛇口をひねっても水が出ない。
そんな時に「動かせる備え」があるかどうかで、生活の安心度は大きく変わります。
停電対策チェック
- LEDランタン：点灯するか確認。光が弱ければ電池やバッテリーを交換
- 懐中電灯：スイッチや接触不良を確認。液漏れに注意
- モバイルバッテリー：満充電か確認。半年に一度の再充電を習慣に
- ポータブル電源：AC／USBポートの通電確認、出力ランプの点灯チェック
ポータブル電源があれば、冷蔵庫・スマホ・照明までまかなえます。
最近はキャンプや在宅ワークでも使える“日常兼用タイプ”が主流です。
● Jackery ポータブル電源
Jackery ポータブル電源は、AC・USB出力を複数搭載し、冷蔵庫や照明、スマホ充電にも対応。
純正弦波仕様で家電にも安全に使えます。非常時だけでなく、アウトドアや車中泊にも活躍します。
電源を選ぶポイントは「容量と出力」。詳しく知りたい方は、ポータブル電源の解説記事も比較の参考になります。
断水対策チェック
- 簡易トイレの種類や人数別の目安は、防災トイレおすすめの記事で詳しく紹介しています。
- 携帯浄水器：フィルターの詰まりや期限をチェック。事前に一度試し使いを
- 折りたたみウォータータンク：破損や水漏れがないか確認。給水所での使用に便利
トイレは1日に何度も使うもの。家族の人数×3日分を目安に準備しておくと安心です。
詳しい選び方や使い方は、「防災トイレ」の解説記事を参考にしてみてください。
また、飲み水を確保するための携帯浄水器も、一度用意しておけば断水時だけでなくアウトドアや旅行でも役立ちます。
停電・断水対策を整えたら、次は年に一度の“入れ替えタイミング”におすすめの防災グッズを紹介します。
防災の日に“入れ替えたい”おすすめグッズ5選
9月1日の防災の日は、ただ「思い出す日」ではなく、
備えを整え直す日にしていきましょう。
点検で気づいた古いものや不足しているアイテムを、この機会に入れ替えるだけでも十分です。
1．あかまる防災 44点セット：必要なものがすべてそろう防災セット
防災士と消防士が監修した総合セット。
ライト・食料・トイレ用品など、必要なアイテムがバランスよくそろっています。
家族人数別に選べるので、一人暮らし用から4人家族用まで対応しています。
「何からそろえたらいいか分からない」という方にもぴったりです。
2．安心米（アルファー食品）：味も安心もそなえた非常食
お湯または水を注ぐだけでふっくらとしたごはんが完成。
5年以上の保存が可能で、アレルギー対応タイプも展開しています。
3．魔法のかまどごはん：停電時でも炊きたてごはんが食べられる
電気やガスがなくても、新聞紙一部でごはんが炊けるタイガー魔法瓶の新発想アイテム。
停電時でも温かいごはんが作れるため、寒い時期の避難生活にも重宝します。
日常でも使える“体験型の備え”です。
4．Jackery ポータブル電源：家電も動かせる信頼のポータブル電源
AC・USBポートを複数搭載し、スマホ・照明・冷蔵庫まで対応。
防災時はもちろん、キャンプや車中泊にも活躍します。
5．アコール 10年保存水：10年間保存できる安心の水
室戸海洋深層水を使用した硬度ゼロのやさしい水。
10年間保存できるため、点検タイミングを「防災の日」に合わせやすく、更新管理もラクに。
ここまでの点検を終えたら、あなたの防災グッズは“使える備え”になっています。
次は、防災の日をどう活かすか──まとめと行動のヒントを見ていきましょう。
防災の日は“安心を積み重ねる日”にしよう
災害は、いつ起こるか分かりません。
だからこそ、9月1日の「防災の日」は“備えを見直す日”として、毎年の習慣にしておきたいところです。
防災は、一度そろえたら終わりではなく、
点検・入れ替え・更新を重ねてこそ“使える備え”になります。
たとえ数分でも、リュックを開けて「まだ使えるかな？」と確認することが、
いざという時の安心へとつながります。
家族やパートナーと一緒に、防災リュックを開けて話しながら見直してみましょう。
「水は十分？」「トイレは人数分ある？」と声をかけ合うだけで、
その時間が家族の“安心の記憶”になります。
1年に一度の防災の日——
リュックを開ける、その小さな行動から始めてみませんか。
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